バヌスワミの忙しい人のためのバガヴァッドギーター②③
かれこれもう何年も前に
↓
https://yamunadesu.exblog.jp/17267072/
バヌスワミの忙しい人のためのバガヴァッドギーター講座をまとめると言って、そのままになってた。
2001年に中野寺院で行われたこの講座、まだ一部しか紹介していませんでした。
2013年に↑の記事アップしてからかれこれもう7年も経ってしまっていた。
いけないいけない!
さっさと、続きいきますね。
私が死ぬ前に、これらのノートに書き写したクラスの数々を、
途中とんだりしてわかりにくいところもありますが、なるべくあるがまま、載せていきます。
では、始めます。
BG for worker (Bhanu Swami) 2001/2/20 2日目
パラマートマーPARAMATMA(全ての生命の源)
↓
時間KALA + 生命体JIVA + 物質自然PRAKRTI
↓
マハータットヴァ
↓
偽の自我意識AHANKARA
↓
徳の様式SATVA 激情の様式RAJAS 無知の様式TAMATRA 五大要素BHUTAS
〈感覚の神〉 〈感覚〉 〈感覚の対象〉
チャンドラ 心
方角 耳 音SOUND → 空間AKASA
ヴァーユ 肌 触TOUCH → 空気AIR
太陽 目 姿FORM → 火FIRE
水 舌 味TASTE → 水WATER
アシュビニクマーラ 鼻 香SMELL → 土EARTH 火 声
インドラ 手
ヴィシュヌ 足
プラジャパティ 生殖器
死 肛門
※ サトルボディ(目に見えない繊細な体)は、肉体(粗荒体、目に見える体)よりも
変化しやすい。なので、サトルボディを変えると、肉体も変わる。
※ 例えば、音SOUNDは空間AKASAのサトルボディである。
空間AKASAは、目に見えないが音を伝える実体のあるものである。
※ 想念は活動を呼ぶ。なぜなら、神々が関与しているから。
個々の神々を崇拝するのではなく、主なる神に仕えれば良い。
物質自然の三性質
徳(サットヴァ) 激情(ラジャス) 無知(タマス)
非暴力 暴力
利己心のなさ 自己中
穏やかさ イライラ
感覚の抑制
分別
長期的幸福 刹那的幸福
知識
《活動を四つに分類する》
1、緊急で重要(ラジャス)
締め切り 待ち合わせ 事故 問題 緊急事態 → ストレスが生まれる
2、緊急でない重要(サットヴァ)
将来への計画 予防する 責任分担 リーダーの務め ゴールに集中する
→ コントロールが生まれる
3、緊急だが重要ではない
電話が鳴るが重要な話ではない → 結果は出ない
4、重要でも緊急でもない(タマス)
ビデオゲーム 時間の浪費 価値のない事 → 結果は出ない
※ リーダーは2、緊急でない重要(サットヴァ)をいつもやっている時間を作るべきである。
それは、主体的で永遠な価値観だから。
自分自身にそれが欠けていたら、他の人にそれを期待するのは無理であろう。
《人生の数直線》
身体のため → 食物 衣服 家 薬 年をとる
心のため → 教育 働くための技術
社会 → 親戚 会社 人付き合い 社会生活 家族 両親 子供
レクリエーション →
目的がないとただ生き続けることになる。忙しいのでゴールがあるという事さえ忘れてしまう。
重要な点 何がメインのポイントであるのかを、心に留めて置く事!
人生の目的、ゴールを定める。最終的な生きる目的が何であるかを熟考する。
主体性、自由意志には責任がともなう事を理解し、大きな集中が必要で、
ゴールを強く心に留めておかねばならない。
他の事を、止めてしまうのではなく、それらの事をゴールに関連させて行う事が重要。
責任とカルマが背後にある事を知っていなくてはいけない。
聖書にも、「展望のない国家は滅びる」と言われている。
個人の目標を定める。
永遠の価値観に基づくゴールを中心に設定する。
すると次の4つが現れてくる。
①身の回りのこと 安心感
②達成のための力
③知恵
④導き 基準
※これらの心身に必要な事柄を最低限にして、目的に沿った活動を
選んでやっていかなくてはならない。
BG for worker (Bhanu Swami) 2001/2/21 3日目
カルマは規則性・計画性のあるものである。
なぜこのような法則性があるのか? → その問いを発するというところに意図がある。
その背後に何があるのかを考える。 神を悟る様々なレベルがある。
まず、神は何かを与えてくれる、供給者としての神のレベルがある。
①供給者としての神にも二種類ある事を理解せねばならない。
まず、デーヴァタ(神々)として我々生命体の中で強力な力の持ち主がデーヴァタと呼ばれる。
その神々は、昨日のクラスで説明した通り、様々な感覚と交わる。
それに対して、そのような、一切合切の神々を統治する主なる神が最終的に存在する事を知らなくてなはならない。
神から何かを得たい、というのは「カルマミシュラバクティ」という。→神を召使としてみる。
②次に、汎神論と言う考え方で、これは神を世界としてみる見方である。神に対する敬意がある。
神は、自然であり、宇宙であると言う考え方。この世界は普遍的な法則で成り立っているという見方をする。
③神をこの世界の創造者・支配者としてみる見方。これは、パラマートマーの悟りという。
神を、人格をもった存在としてみるが、関係性はとても薄い。
④神を友人、恋人、自分の子供としてみる。とても愛しい親しい存在である。これをバガヴァーンの悟りという。
※ そのほかにブラフマンの悟りがある。これは、神に対するネガティブな悟りである。
なぜなら、全てを否定するという形で神を悟る悟り方であるからである。
ここで、バガヴァーンという言葉の意味について、詳細に説明します。
なぜなら、サンスクリット語は言葉を細かく分割する事ができ、その言葉の中に奥の深いたくさんの意味が含まれているからです。
まずは、バガヴァーンの意味は、
①神と、その神の献身者との間に愛情の関係がある。
②良い質を完全に持ち続けている人。
③6つの質を完全に備えている人
その六つとは、力、富、名声、美しさ、知識、そしてこの五つの質に全く無執着であると言う質である。
バガヴァーンを細かく分けると
バァ(バター)養うもの、維持するもの、プレマの養分を与えるもの。
ガ(ガム)行くまたは行かせるもの、超越的な世界へと行かせるもの、良い質を作り出す人、純粋な愛を与える人
ヴァ(ヴァス)生きる、献身者の中に生きる、その内に全ての人が生きる、献身者と神の間は近しい
と、なります。
一番目の定義は、プレマという献身者との関わりの中での愛
二番目の定義は、パラマートマーとの関わりです。