森にすむ 序章
森にすむ
いきなりそんな事無理だ。と、思うでしょ!
でも実は、もうすでにわたしは森にすんでたんだよ。
どういうこと?
じゃあ、ためしに森にいるつもりで、夜明け前におきて深呼吸してみる。
瞑想しよ・・・・・・・・・・・うううっうう!・・・・・・・・・・・・・
瞑想どころか、わたしの心がしゃべりだす。
あれがすき、どうしてあんなメに会ったんだろう、あんな言い方されたら嫌だ、寒いのは嫌い・・・・・・・二元性の森の中で私はわたしの声にずっと耳をかたむける。
おしゃべりが終わるまで私は、わたしにずっとつきあう。
どんな素敵な森に行っても、どんな静かな森だとしても森はただ映してくれる。
わたしのことを。
私は、わたしから逃れられない。
私は、いつのまにか二元性の森の中をさまよっていたらしい・・・。
いかんなっ!
時々引いて観ることが必要。
あんまり森に居すぎると、森こそがすべてで、わたしは森から出られない、
わたしはここで生まれて死んで行くんだ!と
へんな思い違いをしてしまう。
引いて観よう〜
外から眺めてみよう。
引いて眺めてみたら、私は、森にすんでいたことに気づく。
引いて引いて引いて。
ずう〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っと、遠くまで行って、いければいくほどいい。
そこから、わたしを見てみる。
そうしてここにまた帰ってくる。
帰ってくるために。
まず、私がたったひとつ出来ることは選択することだけだから。
うん、勇気をだして森からでよう!